国内有数の観光スポットである横浜。見どころはたくさんありますが、効率よくひと味ちがった観光をしたい方におすすめのが、船を使って海上を移動するコースです。シーバスという船が定期的に運行されていると聞き、ちょっとディープな横浜観光をしてきました。
スタートは横浜駅東口にあるベイクオーター。横を流れる川にシーバスの乗り場があります。

チケット売り場でチケットを購入して出発を待ちます。1時間に2本ほど運行しているようです。
船には風を感じられるデッキと、広い窓から景色を楽しめる室内エリアがありました。

屋外のデッキに行きたかったのですが、風の強い日だったので断念。室内のエリアでゆっくり景色を楽しむことにしました。
ベイクオーターをスタートして、観光地が点在する港のエリアに向かいます。このシーバスは平たい形状をしているので、水面がとても近く感じます。それがまた臨場感があっていい感じです。

倉庫群や市場など港らしい風景を楽しんでいると、遠くにベイブリッジが見えてきました。

みなとみらいエリアの建物群も見えてきます。背の高い建物が多いので、海上からだと全景がよく分ります。

乗船時間およそ10分で「みなとみらい」に到着しました。みなとみらいエリアの商業施設、観覧車のあるコスモワールドや、日清カップヌードルミュージアムに行くにはこの乗り場が便利です。

下船した私が向かったのは「臨港パーク」です。パシフィコ横浜の海側に隣接する、海にむかって開けた開放的な公園です。広い芝生もあって、とっても気持ちの良い場所でした。
目の前に広がる海を見ながら、打ち寄せる波音を聞きつつ、コーヒーでも飲んだら最高の時間です。
一息ついて、次の乗り場「ピア赤レンガ」まで、またシーバスに乗船しました。

乗船時間は5分、あっという間に到着します。歩くとそれなりの距離があるので、シーバスはとても便利です。赤レンガ倉庫のすぐ近くで下船できました。
乗り場にはほかのクルーズ船も停泊していました。イルミネーションクルーズや、夜景クルーズなど、いろいろなプランがあるようです。こちらも気になります。
混雑する倉庫エリアを離れ、裏手に向かいました。見つけたのはちょっと廃墟のようなふしぎな空間。ユリの花が植えられ、庭園のようになっていました。

天空の城ラピュタのようなこの場所、税関の跡地だそうです。赤レンガパークの工事のときに埋っているのが発見されたんだとか。とてもフォトジェニックな場所でした。

それから、すぐ近くにできた新エリア「マリン&ウォークヨコハマ」を散策。ハワイのような雰囲気で、洗練されたショップと開放的なテラスが素敵でした。
でも、それより気になったのは、目の前の海に停泊している海上保安庁の船。海猿、カッコいいです。

それから工作船資料館という看板。なんと、北朝鮮の工作船が展示されているそうです。月曜日が休館で見られませんでしたが、とっても気になります。次回はぜひ。
赤レンガ倉庫エリアを満喫して、最後の乗り場「山下公園」までシーバスで移動します。マリンタワーや中華街、元町エリアにはこの乗り場が便利です。日本客船氷川丸のすぐ近くで下船できました。
氷川丸の船内も見学をしてきましたが、とても洗練された内装で、タイタニック号も、もしかしたらこんな雰囲気だったのかな、などと想像したりして…。おすすめのスポットです。

山下公園から出発地点の横浜駅東口のベイクオーターまでは、直通のシーバスを利用しました。およそ15分ほどの船旅です。海から横浜を楽しめるシーバス。効率的に観光もできてとてもおもしろい経験になりました。ぜひみなさんも横浜観光の際には利用してみてください。
旅データ
- 料金:350円~
- URL:https://www.yokohama-cruising.jp/about/seabass/