鳥取県での旅行を計画するとき、「とっとり花回廊」と聞いてもいまいちピンとこないかもしれません。
しかしこれが意外と充実した施設で、近くまで来て行かないのはとてももったいない!ガーデン好きな方でしたらぜひ訪れてほしいとっとり花回廊へ、じっくり味わうためにひとり旅してみませんか?
とっとり花回廊は鳥取県西伯郡南部町の、小高い山の頂上部分に作られた日本最大級のフラワーパークです。南部町は米子市の南にあり、鳥取県西部のシンボルである大山の西麓に位置します。
園内に飲食施設がありますが、お弁当の持ち込みも自由です。ペット同伴の入場はできません。

とっとり花回廊の特徴は、何といっても展望回廊があること。
中央のフラワードームの周囲には水上花壇、ヨーロピアンガーデン、ハーブガーデン、花の谷といったさまざまな庭園があり、それをぐるりと囲むように回廊がめぐっています。
この回廊で入場ゲートのある西館、ガラス温室のある南館、ハイビジョンシアターのある北館、シンボルフラワーであるゆりを扱った東館、そしてフラワードームが繋がっていて、天候が悪くても回廊から園内施設を楽しむことができるのです。
回廊の外側にも花の丘、野の花園などがあり、回廊から見渡して楽しむことができます。もちろん天気が良ければ、ガーデンに降りて草花を近くで楽しむことができます。
園内東側にある花の丘は10,000㎡もの広い花畑です。私が訪れた秋には一面に真っ赤なサルビアが咲いていました。その背後には姿の良い伯耆富士と、青い空と白い雲…

思わず日常を忘れる、美しく雄大な景色を本当に長い間眺め続けてしまいました。春はすみれやポピー、夏はマリーゴールドやブルーサルビアなどに植え替えられ、季節毎に変わる風景が楽しめるそうです。こちらもぜひ見てみたいものです。
おわりに
鳥取に滞在していて、フラワーパークを目的地にしようとは正直考えていませんでした。しかし地元の方に「どこか良いガーデンは?」とたずねると、みなさんここを勧めてくださいました。
訪れて大正解、まさかこんなに造りこまれ整備されていて、さまざまな楽しみ方ができるフラワーパークだったとは。鳥取に住んでいたら、きっと四季折々に訪れていると思います。
周辺の大山観光、境港観光、足立美術館見学などと併せて旅程に組み入れるのも良いかと思います。ぜひ一度お立ち寄りください。
旅データ
- 入園料:大人700円~1,000円(季節により変動があります)
- アクセス:JR米子駅から直行無料シャトルバスで約25分
- ホームページ:https://www.tottorihanakairou.or.jp/