神奈川

【横浜】神秘的で美しい、称名寺にある鎌倉時代の「浄土式庭園」

浄土式庭園

浄土式庭園は、朱塗りの橋が架かる美しい庭園。横浜市の金沢区の「称名寺(しょうみょうじ)」というお寺にあります。今回は横浜の知られざるスポット「浄土式庭園」を訪ねてみました。

称名寺の場所は、京急線金沢文庫駅から徒歩10分ほどのところ。お寺の門をくぐると、緑が豊かな広々とした境内が広がります。

境内

そして目の前には、静かな池に朱塗りの橋が逆さに映り、とても神秘的で美しい光景が広がっていました。池は阿字ヶ池といい、赤い橋は反橋というそうです。

庭園

この称名寺は、北条実時をはじめとする金沢北条氏一門の菩提寺です。関東では珍しい鎌倉時代の浄土式庭園で、歴史的にも貴重な場所だとか。世界遺産の平泉の毛越寺と同じ形式の庭園だそうです。

庭園

浄土式庭園とは、浄土宗の“苦しみのない安楽の世界”つまり極楽浄土をこの世に表した庭園のことで、平安時代から鎌倉時代まで作られたそうです。

橋は渡ることができ、その向こうには金堂があります。橋を渡ることは極楽浄土へ渡ることを意味するとか。

金堂

立派な造りの金堂です。ご本尊は重要文化財でもある木造弥勒菩薩立像が安置されています。鎌倉幕府の滅亡とともに、金沢北条氏も滅び、寺も衰退したそうですが、江戸時代には復興し、当時の建物が現存しているそうです。

金堂

池にはカメもいて、甲羅干しをする姿がみられました。

カメ

境内には桜の木も多く、花見の時期はたくさんの人が訪れるそうです。銀杏の名木があったり、季節ごとの花々が楽しめたりと、美しい極楽浄土の世界を体感できる庭園になっていました。

あまり観光スポットしても知られていない場所ですが、歴史的にも価値があり、本当に美しい浄土庭園を堪能できる称名寺でした。機会がありましたら、横浜からぜひ足を伸ばして訪ねてみてください。

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