小樽から路線バスで約1時間20分。積丹(しゃこたん)半島は、積丹ブルーと言われる青く美しい海で知られています。この海の美しさを体感すべく、岬から、海中から、積丹の海を訪ねてみました。
まずは積丹ブルーの海を、360度見渡せる場所へ。ここは積丹半島にある神威(かむい)岬。昔は女人禁制とされた場所だったそうで、女人禁制の門と書かれた門をくぐります。

海までせり出した岬は、両サイドに大海原を見ながら遊歩道を歩くことができます。

心地よい海からの風を感じながら、季節によっては、エゾカンゾウのような美しい花々も楽しめます。

それにしても、何とも美しい海の透明度!この高さからでも海の底を見ることができます。

20分ほど歩いて、岬の先端に到着。ここから海から突き出した形の神威岩を見ることができます。

この神威岬には、ある伝説が残されています。頼朝に追われ、この地まで逃げてきた源義経に恋をしたアイヌ首長の娘チャンカが、義経との別れを悲しみ、海に身を投げて神威岩になったそう。
それ以来、女人を乗せた船が通ると必ず沈むことから、岬が女人禁制になったとか。何とも悲しい伝説に、青い海を見ながら少しセンチメンタルになったりして…
それにしても、260度の大海原!美しく雄大な景色に、ココロがさっぱりと洗濯されました。

今度は、積丹ブルーの海の中を訪ねます。小樽方面に戻る道の途中、美国漁港から「水中展望船ニューしゃこたん号」に乗船します。

たくさんの魚の群れに見送られ、いざ出発!

船では、カモメのエサも販売されていて、それを知っているカモメはずっとついてきます。

そして海中を見るスポットに到着。見てください!この黒い丸い物体はすべて、ウニ、ウニ、ウニ!すごい数です…積丹の豊かな海を実感させられました。

そして間近にみる積丹ブルーの海。何とも言えない、深く、碧い海です。天気が少し悪くなってしまったのが残念でしたが、それでもこの美しさ。日差しがあれば、さらに美しい色を見せてくれると思います。
岬と海中から、積丹ブルーの海を満喫できた今回の旅。どこまでも青く、透明な美しい海にすっかり魅了されてしまいました。小樽観光からひと足伸ばして、ココロいやされる小旅行はいかがでしょうか。
旅データ
- アクセス:小樽駅前から路線バス(北海道中央バス)に乗車し、神威岬バス停で下車
路線バスの時刻表はこちら
※夏季は高速しょこたん号もあり - URL:https://www.kanko-shakotan.jp/category/list.php?category=1
神威岬
水中展望船ニューしゃこたん号
- 料金:1,400円
- 運航期間:4月下旬~10月下旬の毎日(8:30~16:30)
- 神威岬からのアクセス:神威岬バス停から乗車し、美国下車
- URL:https://www.tabi-hokkaido.co.jp/~glassboat/