南アメリカ

ペルー人の心、かつて金で覆われていた黄金の神殿「コリカンチャ」

コリカンチャ全景アップ

ペルーではペルー語のほかにスペイン語が公用語として使われています。その理由は、過去にペルーがスペインに統治されていたからです。

そんなペルーの国内には、多くのスペイン統治時代の名残が残されており、観光名所として多くの観光客が訪れています。

今回はペルー人の心とも言われる「コリカンチャ(黄金の神殿)」をご紹介します。

そもそもコリカンチャって?

コリカンチャとは、クスコにある太陽の神殿と呼ばれるインカ時代の神殿です。

とはいえ、スペインに征服された時にあらかた神殿は壊されてしまい、土台だけ残してその上にスペイン風の教会が建てられました。

その教会が「サント・ドミンゴ教会=コリカンチャ」です。ガイドブックでコリカンチャはサント・ドミンゴ教会としても紹介されています。

どちらも同じ建物を指しています。

コリカンチャへの行き方

クスコのアルマス広場

ペルーでは街の中心にある広場を基準に行動すると迷わずに歩けるので、クスコではアルマス広場を基準にコリカンチャへ向かいましょう。

アルマス広場からav el sol(エルソル通り)をワンチャック駅方面へ歩くこと10分ほどで、緑の芝生が美しいサグラド庭園が見えてきます。

その奥にはコリカンチャが見えてきますので、そちらへ曲がります。コリカンチャのある通りは教会と同じ名前のSanto Domingo(サントドミンゴ)と言う通りです。

エルソル通りは片道2車線の大きな通りなので、間違えることもないですし、にぎやかな通りなので昼間なら安心して歩くことができます。

コリカンチャの概要

コリカンチャ入り口
  • 開館:月―土/8:30~17:30、日/14:00~17:00
  • 入場料:S/.10

入場料を払って中に入ると、ヨーロッパ式の中庭にでます。インカ時代の石組みの上に、教会を建てたんですね。

コリカンチャ中庭

回廊の周囲には、インカ時代の石組みが復元されています。

コリカンチャ復元部屋

きっちりとくみ上げられた石は、下から上に行くにつれ、内側に入り込んでいて地震に強い仕様になっています。

地震大国でもあるペルーでは過去に何度も大地震に見舞われ、このコリカンチャもそのたびに教会部分が破損したそうですが、土台のインカの石組みはしっかりと残ったとも言われています。

コリカンチャ王座

その石組みの中にぽっかりと開いた空間。ここには金で覆われた王の玉座があったんだそう。

玉座にかぎらず、コリカンチャはすべてが黄金で覆われており、それを見たスペイン人はすべてを剥ぎ取り母国へ持ち去ってしまったのだとか。

ですが、その金の量の多さに、スペインではインフレが起きてしまったそうです。

それほどまでに大量の金で装飾されていたコリカンチャも今では見る影もありませんが、当時を彷彿させる展示物もありました。

コリカンチャ黄金

こちらはレプリカではありますが、装飾の一部です。人や木々、太陽のようなものが描かれています。

コリカンチャ説明図

高さ・幅ともに2メートルはありそうな代物で、これが装飾の一部だというのですから、当時はどれだけの黄金が神殿を覆っていたのかと考えただけで、まぶしくて目がつぶれそうな気がします。

コリカンチャ石

現在、コリカンチャは復元作業をしており、さまざまな形をした石が掘り起こされて、展示してありました。

いくつも穴が空いたもの、きれいに溝が彫られたものなど、当時の技術の高さが垣間見えます。

最後に外からコリカンチャを見てみましょう。

コリカンチャ全景

下の曲線を描く黒い土台の石積みがインカ時代の石組み(復元)で、その上にサントドミンゴ教会が乗っているのが、よくわかります。

この姿はエルソル通りからもよく見え、クスコに住む方には見慣れた景色だと思いますが、祖先が征服された証を今でも毎日見る・・・というのはどういう気持ちなのでしょう。

ちょっと複雑な気分にもなりましたが、現在進行形で復元作業も進んでいるということですので、いつか、当時の本当のコリカンチャが蘇る日が来るかもしれませんね。

黄金で覆われた金色の神殿、一度はこの眼で見てみたいものです!

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アオイ
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「え?なんでそんなところ行くの?」と言われるような隠れスポットを求めて、ひとり旅をしています。好きな時に好きな所へいける楽しいひとり旅のお手伝いを、歴史・廃墟・マイナースポット・お酒好き目線でお届けします!