いくつもの世界遺産を抱え、毎年大勢の観光客が訪れるペルーは、観光大国と言っても過言ではありません。そんなペルーの宿事情をご紹介します。
どんな宿泊施設があるの?
主要都市や観光地

リマやクスコなどの都市部や観光地なら、5つ星の高級ホテルからユースホステルまで、ありとあらゆるタイプのホテルがそろっています。
観光目的でペルーを訪れるなら、おもに周る都市は主要都市や観光地になるはずなので、旅のスタイルに合わせてホテルを選ぶことができます。
それ以外の地方都市

一方で、地方へ足を伸ばすと、町の中で一番高いホテルでも2つ星レベルしかなかったり、安宿でも都市部の安宿と比べるとレベルが落ちたりするケースも多くなります。
観光客が少ないので、その分宿泊施設のレベルも高くないというところでしょうか。
ただし、中級ホテルは都市部より安くて設備が整っている所も多く、狙い目かもしれません。
料金の相場はどのくらい?

日本より物価が安いペルーなので、宿泊施設も同様と考えて大丈夫。
ただし、すべてのサービスが一定の水準をクリアしている日本と比較して、値段に見合わない設備やサービスを提供している施設もあるので、事前の情報収集はお忘れなく。
ペルーの平均的な宿の料金
ホテル

★★★★★4~5つ星…S/.1,000(約35,000円)
欧米が資本のホテルや、国営ホテル、各国のチェーンホテルなど。全室にエアコン・テレビ・バストイレ付きで、レストランやバー、お土産屋なども併設しています。
★★★2~3つ星…S/,250(約8,700円)
どこの国にもある一般的なホテルで、2~6階建て程度。エアコン、バストイレ付きで1階がレセプションのことが多いです。
★0~1つ星…S/.70(約2,500円)
部屋の設備はベッドと簡単なデスクとチェアのみ。なかにはトイレとシャワーが共同のものもあります。
ペンションタイプ…S/.70(約2,500円)

チェーンではない小さな安宿で、家族経営のケースも多くアットホームな雰囲気です。個人経営なので、設備やサービス、価格もピンキリ。
当たりの宿なら、オーナー家族と一緒に地元ならではの食事や買い物ができたりして、旅の良い思い出ができるかもしれません。
ユースホステル・ドミトリー…S/.50(約1,750円)

一部屋に複数のベッドが置かれた相部屋タイプの宿です。貴重品の管理や同室のメンバーの雰囲気が重要。トイレやシャワーはもちろん共同なので、値段重視型です。
超一流ホテルは別格!

ほかも超一流ホテルで、S/.2,000(約62,000円)を越えるホテルもあります。
マチュピチュに一番近いホテルとして有名な「ベルモンド・サンクチュアリ・ロッジ」に至っては、S/.3,311(約120,000円)と、破格のお値段。
いつか一度でいいから泊まってみたいですね。
予約は必要?
YESかNOで言えば、NOです。観光大国だけあってどのホテルも満室で泊まれないということはまずありえません。
ただし、毎年6月に開催される「インティ・ライミ(太陽の祭り)」の時期を含む3~4月から9~10月は混み合うので、予約することをおすすめします。
また、地方都市へ行くと宿泊施設の数も減ってくるので、事前に予約をしておきたいところです。
それ以外で泊まりたいホテルが決まっておらず、だいたいの予算感にハマればいいなという程度なら、当日でも大丈夫です。
自分の旅にあったスタイルでチョイス
快適さと安心を求めるなら
3つ星以上のホテルを事前予約しておきましょう。
どんな宿に泊まるのか、ハラハラしながらでは旅も楽しめませんし、慣れない海外で1日の疲れをゆっくり癒したいなら、ある程度きちんとした設備やサービスの提供を希望したいところです。
値段やコミュニケーションを優先するなら
ユースホステルかドミトリーを自分の足で探しましょう。
宿泊施設でのトラブル(?)も旅の醍醐味!と言いきれる方や、自己管理に自信のある方、同じ旅仲間と情報交換をしたい方なら、思い切って相部屋スタイルもいい思い出になるかもしれません。
宿泊エリアと相場感だけ把握して、あとは自分の勘に従って宿を選んでもよいでしょう。
どちらにしても、宿泊施設は旅の大きなポイントなので、目的に応じて自分に合ったところを見つける努力は惜しまないことがポイントです。
