日本では水道の蛇口をひねれば、きれいな水がすぐに飲めますが、世界中の国を見てもこれはなかなかレアなケース。ほとんどの国では水道水を直接飲まず飲料水を購入する必要があります。
ペルーも同様で、うがいをする程度なら問題はありませんが、飲むには適していません。
この記事では飲料水と洗髪・洗顔用水にわけてペルーの水事情をご紹介します
飲料水

ペルーでは、水道水は飲めないのでミネラルウォーターの購入が必須です。
スーパーマーッケットや、小さな商店で500mlと1Lのペットボトルが販売されていますので、そちらを購入しましょう。値段は500mlで1〜1.5S/.(32円)程度で、1Lは3S/.(100円)でした。
炭酸入り(Con Gas/コン・ガス)と炭酸なし(Sin Gas/シン・ガス)があるので、ラベルを確認してみてください。
ちなみに私が愛飲していたのは、「San Luis」とラベルが透明とブルーでちょっとオシャレに見える「Cielo」でした。どちらも日本で飲むミネラルウォーターに近く、飲みやすかったです。
基本的に氷は水道水で作られているので、飲食店などで飲み物を注文するときは氷なしにしてもらいましょう。
洗髪・洗顔用水
ペルーの水道水は、おもに硬水のため、日本から持参したシャンプーや洗顔フォームが泡立ちにくかったり、洗髪後に髪がごわついたりする人もいます。
どうしてもごわつきや泡立ちが気になる場合は、日本製のシャンプーをやめて、現地の物を使うと泡立ちがよくなるようです。
シャンプーは、スーパーや、町の雑貨屋さんで販売しています。

一番多く目にするブランドは、「Lax」や「Pantene」です。世界的に展開しているブランドなので信頼度も高いですね。
他にも日本でもおなじみの「シーブリーズ」をアメリカで展開している会社の「PERT」などもありました。
値段は600ml入りで12 s/.くらいからあります。
シャンプーだけでなく、コンディショナーもありますし、旅先で手間を省きたいなら、リンスインシャンプーもあります。
ただ、日本のように旅行用の小さなサイズまでのバリエーションはないので、600mlが一番小さいサイズになると思います。逆に、1Lパックという、日本では考えられない大容量のシャンプーがあるのにも驚きです。
日本のように、高機能なシャンプーは期待できませんが、現地の水に合ったシャンプーという点では、日本から持参したものよりよいかもしれません。
最終手段にミネラルウォーターを使う
絶対に髪がごわつくのがいや!というこだわり派の方は、飲料水を洗髪に使うという手もあります。
ミネラルウォーターの「San Luis」と「Cielo」は軟水なので、日本の水道水と近い水質になります。ですので、日本製のシャンプーとも相性がよいかもしれません。
ただ、冷蔵、よくて常温保存の水なので、洗髪して風邪をひくなど、本末転倒にならないようにご注意ください!