【伊豆大島】現代でも解明されていない不思議な池「大瀬崎の神池」

大瀬崎

人気観光地の伊豆半島、その西側にあるとても不思議な池「大瀬崎の神池」をご存知でしょうか?その神秘性や周囲の豊かな自然から、最近注目されているパワースポットです。

神池とは

大瀬崎は西伊豆の北端にある細く突き出た岬です。昔は琵琶島とも呼ばれ、7世紀に起こった地震の際、海底からの隆起により島が出現し、その後砂州が形成され現在のような陸続きになりました。

岬の幅は細い部分で100m程度しかありませんが、その先端の幅広部分に直径100mの淡水池があります。これが神池です。

淡水池

台風の時などは海水が吹き込むほど海が近いのに、なぜ淡水のままなのかは現代でも明らかにされていません。これは調査による現況の破壊(たとえば機械により穴があいて海水が染み込む、など)が起こる可能性を鑑みてのことです。

透明度も低いため水深すらわかっていません。しかし池に住む生物が淡水系のみであることから、淡水であることだけは確かです。

ビャクシンの静かな社稷(しゃしょく)

大瀬崎には平安時代の記録に残る大瀬神社があります。海の神様「引手力命」を祀っていて、この神様を祀る神社はここだけです。

大瀬神社

琵琶島出現時に土佐(今の高知県)で多くの土地が海没したため、引手力命が引いてきたのだと考えた地元の人が祀ったとの伝承が残ります。今でも海上安全を願う人々が赤いふんどしを奉納(社殿脇にかけられています)する風習があります。

大瀬神社の階段

神池は大瀬神社の一部と見られており、調べたり魚を獲ると祟られる…とちょっと怖い伝承も残ります。そのためか神社と池の周囲はとても静かで穏やか、ビャクシン(ヒノキの仲間)の巨木が多く残る森は天然記念物に指定されています。

ビャクシン

海水浴場の喧騒を離れ、神社から続く散策道で森林浴をしながら池を巡り、森を抜けるとすぐに西伊豆の海に出られて、天気の良い日は富士山を眺められるという、一度にさまざまな自然を味わえるパワースポットとしても注目されています。

散策道

透明度が高く穏やかな海

また大瀬崎の西側は砂州が波を遮る穏やかな内湾となっており、遠浅の砂浜は夏季に海水浴場として賑わうほか、透明度の高さ(海中は礫浜なので砂が巻き上がらない)と多様な海生生物が生息することからダイビングスポットとしても人気があります。

海水浴場

海水浴場前には民宿・旅館と共にたくさんのダイビングショップ・スクールがあり、初心者でも講習を受けながらダイビングが楽しめる環境です。

海水浴場前

おわりに

沼津市内にありながらちょっと行きづらい大瀬崎ですが、ダイビングや海遊びをからめながらゆっくり訪れたい場所です。

もちろん西伊豆観光や、沼津市内の淡島や御用邸記念公園観光にからめても良し、伊豆のパワースポット巡りに加えてもよし、伊豆長岡~修善寺の温泉旅行に一足のばしても良し。

不思議な池と癒される自然を存分に味わってくださいね。

アクセス

【バス】JR東海道線沼津駅よりバスで約1時間(手前の江梨集落行きに乗り大瀬崎各施設からの送迎もあり)
※夏季には沼津港から大瀬崎まで船の運行もあり

【車】沼津ICから県道17号を通り約1時間(大瀬崎近くは道が狭いので注意)
駐車場:有料(1時間300円) 250台

旅が好き&出張の多い仕事のため、国内あちこちに出没しています。たまに海外も行きます。目下の目標は四国に初上陸して、47都道府県全てを訪れることです。各地の楽しい情報をみなさまにお届けできるような記事を心がけます。

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