なんでもスケールの大きい北海道。日本最大の面積を誇る「釧路湿原」もそのひとつです。
その広さはなんと、山手線の内側の面積くらい!日本中にある湿原の面積の6割は釧路湿原、ということになるそうです。
ずっと行ってみたいと思っていたのですが、とってもとっても広いので、歩くのは…といろいろ調べてみて見つけました。湿原を走る観光列車「ノロッコ号」。
夏から秋にかけて季節限定で運行されているようです。1か月前から予約できるので、北海道旅行の日程に合わせて行ってみることにしました。
出発はJR釧路駅。ノロッコ号は釧路湿原を走り、塘路駅(とうろ)までの約1時間の列車旅です。

観光列車なので、景色を見ながらのんびりゆっくり進みます。

時速はおよそ30km。「ノロノロ」と「トロッコ」をかけて、「ノロッコ号」というかわいらしい名前がついたそうです。良く見えるように窓も大きく設計され、開いたところから湿原の風も感じることができました。
湿原に入ると並走する釧路川を間近に見ることができます。まっすぐに流れたり、蛇行したり、川の流れの変化もおもしろかったです。

どこまでも広がる湿原。とても日本の景色とは思えません。

1時間ほどで終点の塘路駅につきます。

また折り返して釧路駅まで戻りますが、それまではみな思い思いの時間を過ごしていました。
ここから湿原の散策に行く人や、釧路川を下るカヌー体験する人もいるようです。楽しそうだったのですが、ひとりで行くのも寂しいので折り返しの時間を待つことにしました(写真は塘路駅周辺の案内板)。

このノロッコ号、ラベンダーの時期には、富良野・美瑛を走っているそうです。車窓から見えるお花畑、きっと素敵でしょうね。次回はそのコースを…などと考えていると、出発の時間になりました。また同じノロッコ号に乗り込みます。

湿原にはたくさんの野生動物も生息しているそうです。

私も頭の部分が赤いツル“タンチョウ”を見つけました!!が、一瞬のできごとに写真を撮れず…。
その後もがんばって探したのですが、見つけられませんでした…。くやしい!でも、何かいないかと車窓から探すのはとっても楽しかったです。
湿原を通り抜け、遠くに海も見えてきました。

往復で2時間の、のんびりノロッコ号の旅。景色に見とれ、野生動物を探してあっという間に過ぎてしましたが、お天気にもめぐまれて最高の時間でした。
車では体験できない湿原のど真ん中を走る列車旅。人気の観光列車なので予約は早めが安心です。
旅データ
- 運賃:釧路~釧路湿原/360円、釧路~塘路/540円
- 予約:全国のJRみどりの窓口、JRの主な旅行センター、旅行会社の窓口
- URL:https://www.dotoinfo.com/news/norocco.htm