松島はまず遊覧船で
日本三景最後は、宮城県にある松島です。
松尾芭蕉も訪れたことのあるこの地は有名ですね。260以上の小さな島々が松島湾にはあり、なかには不思議な形をしているものも多いです。
まずは、50分ほどの定期観光船に乗って、風景を楽しみましょう。
すぐそばにある五大堂を入れて写真を撮っただけで満足してしまうのですが、松島の風景を展望できるところは、まだまだたくさんあります。
なかでも、江戸時代から『四大観』といわれる4つのスポットが有名です。
1つ目は、壮観といい、東松島市にある宮戸島の大高森からみる景色です。松島湾の東端から西方向を眺める形となり、奥松島の島々のほか、遠く船形山(奥羽山脈)が一望できます。
夕陽で真っ赤に染まった松島の風景写真として度々用いられています。
2つ目は麗観といい、松島町の富山にある大仰寺よりみる景色です。南方向に松島湾や奥松島を眺められます。
3つ目は、幽観といい、松島町と利府町の境界部にある扇谷からみる景色です。東南方向に塩竈湾を眺められます。
最後の4つ目が偉観といい、七ヶ浜町の代ヶ崎の多聞山からみる景色です。北方向に塩竈湾、さらに奥の松島湾、奥松島を眺められます。
瑞巌寺も忘れずに
松島は風景だけでなく、海岸から1本道を中に入ると、お寺がたくさんあります。
そのなかではずせないのが瑞巌寺です。こちらは、伊達家の菩提寺で国宝です。かなり寺社内は広いので、時間をとってみたいところです。
ほかにも、おみやげ物やさんを見てそぞろ歩きをするのも楽しいです。
また秋には、円通院庭園の紅葉中心に瑞巌寺洞窟群、比翼塚・三聖堂、天麟院、観瀾亭の紅葉をライトアップします。
期間は10月下旬から11月下旬までです。時期が合うようなら、松島で紅葉を楽しむのもおすすめです。