ペルーの食事といって、思い浮かぶものは何でしょうか?
じゃがいも?とうもろこし?
クスコやマチュピチュは高地にあるため、じゃがいもやとうもろこしのイメージが強いかもしれませんが、実は太平洋に面したリマなどではシーフードも楽しめます。
多彩な気候・風土を持つペルーは、地域により食べられるものが異なるのです。
そんなペルーで食べたもの、飲んだものをご紹介します!
ボリューム満点で260円の激安定食
高級レストランもいいけど、やっぱり地元の人が食べているものも気になってしまい、何が出てくるかわからないまま注文をするのが旅の醍醐味の1つではないでしょうか?
そんな冒険派の方におすすめなのが、地元の人が利用する食堂です。
マチュピチュ村にある中華レストラン「CHIFA CANTON」

CHIFAとは、中華料理を指す言葉です。
地元の人がテレビを見ながら食事をしています。

お店の外にかかっていた定番メニューは、メイン1品、サブ1品、デザートとお茶が付いて8S/.でした。
日本円に換算すると、なんと263円です。安い!
そんな激安定食はこちら。

スペイン語がわからない私は、適当にメニューを指差して注文したのですが、メインがライス+肉とパスタを炒めたもので、サブのスープの中にもパスタが入っていました。
炭水化物で、炭水化物を食べるという結果になりましたが、これも旅の楽しみというものですね。
ペルーではしょうゆを使う文化があるため、味つけも日本人にぴったりで、おいしくいただきました。ただ、量は多いです。
町歩きの途中にどうしても気になる屋台フード

観光地やお土産探しなどの町歩きの最中に、どうしても目に留まってしまう屋台フード。
ペルーで有名な屋台フードといえば、「アンティクーチョ」です。
牛の心臓(ハツ)を串に刺して焼いただけのシンプルなものですが、この屋台の前を通ると香ばしい、いい香りがただよってきます。

さっそく、1本購入してみました。
これでお値段は8S/.です。前述の定食と同じ値段なのがちょっと気になりますが、かぶりつくとプリプリした歯ごたえとジューシーな肉汁が口の中に広がります。

付け合わせのジャガイモもほくほくでおいしいです。テーブルの上には唐辛子を使ったソースがあり、お好みでつけることもできました。
あまりのおいしさに、翌日も同じ屋台に食べに行ってしまいました!
さらに1歩踏み込んで、市場の食堂へ

日本では見かけることもなくなってきた市場ですが、ペルーでは地元の人の台所としていつも賑わっています。
マチュピチュ村にも市場があり、1階は野菜や肉などを売っているお店が並び、2階は食堂になっています。
似たような作りのお店がずらりと並んでいて、お客の入りもお店によってマチマチです。
これだ!と思うお店に目をつけたら、勇気を出してイスに座りましょう。

ここもメインとサブを選んで、お茶がつくタイプの定食でした。
頼んだのはロモサルタードという牛肉の細切り、タマネギ、トマト、フライドポテトなどを炒めたもので、ペルーのどこででも食べられる国民食のようなものです。
味つけにしょうゆを使うこともあり、日本人にも食べやすい味です。
お隣の席にはかわいい地元の男の子が。

食堂の中には、定食以外にもフレッシュジュースを飲ませてくれるお店もあります。

好きなフルーツを選んで、その場でミキサーにかけてもらって値段は5S/.で164円。
マクドナルドのコーラLサイズより大きい紙コップに入ってボリューム満点です。お砂糖を入れるかどうかを聞かれますので、お好みでどうぞ。
最後にペルーの国民的飲みもの「チチャモラーダ」です。

紫とうもろこしと、パイナップルなどのフルーツを煮込んで作るジュースで、見た目が濃い紫色で一瞬びっくりするかもしれませんが、とてもおいしかったです。
味はアルコール分のないサングリアみたいな感じなので、ゴクゴク飲めます。
街のあちこちにもチチャモラーダが飲めるスタンドがあり、賑わってました。チチャモラーダは、ポリフェノールが豊富だそうなので、健康にもよさそうですね。
さらに、スーパーには粉末タイプのチチャモラーダも売っていました。お湯に溶かせば1袋で3Lも作れるので、自宅で作って冷蔵庫で保存すれば、帰国後もペルーの味を楽しむことができます。
ペルーのおいしい食べ物はまだまだたくさん!
びっくりする食べ物としては、今回の旅でチャレンジできませんでしたが、天竺ネズミを焼いたものなどもあります。
ペルーへ行ったら、ぜひ、現地でしか食べられないローカルフードを楽しんでください!
