自然度 ★★★ グルメ度 ★★★ 温泉度 ★★★
北の大地、北海道。デパートで北海道展をやれば必ず行列ができるという、数多くの根強いファンを持つ北海道。その魅力はなんといっても、本土にはないスケール感と豊富なグルメではないでしょうか。
日本人だけでなく外国人旅行者にも人気があり、雪を見たことがない国の人たちにとっては冬の北海道は幻想的な別世界のようです。
北海道は広い!
北海道と一言にいっても、とにかく広いです。大きく分けて道東・道北・道央・道南の4区域に分けられます。大自然を満喫で一押しなのはやはり知床や釧路湿原、屈斜路湖などがある道東地域です。
また利尻島・礼文島が含まれる道北地域も捨てがたいです。札幌が属するのは道央地域、サミットが行われた洞爺湖や富良野もこちらに属します。
そして函館が属するのは道南地域です。
ベストシーズンはやはり夏、しかし冬も捨てがたい
緑の大自然を楽しむベストシーズンはやはり初夏から夏にかけてです。
しかし、冬もスキーをする人にはベストシーズンと言えますし、旭川にある旭山動物園のペンギンのおさんぽも冬季限定です。また、網走から出る流氷船のがりんこ号もおもしろいですし、札幌の雪祭りも見ごたえ抜群です。
北海道のご当地ラーメン
北海道のラーメンといえば、「札幌みそらーめん」が思い浮かびます。でも、札幌以外の地域ではラーメンは必ずしもみそ味ではないことをご存知でしたか?
旭川ラーメンや釧路ラーメンは醤油ベース、函館ラーメンやオホーツクラーメンは塩ベースです。「スープカレーラーメン」や「天ぷらラーメン」なんて変り種ラーメンもあります。
ラーメン以外にも、ホタテ、かに、いくら、ウニ、チーズ、ジャガイモ、アスパラ・・・北海道ブランドのおいしいものがたくさんあります。なんで北海道の食べ物ってあんなにおいしいんでしょうね?!
温泉大国北海道
登別温泉、定山渓温泉、洞爺湖温泉、ニセコ温泉、ウトロ温泉・・・。実は北海道は温泉大国。それぞれの温泉で湯質が違うので、お気に入りの温泉を探してみてください。北海道の大自然の中で入る温泉は格別です!
世界遺産「知床半島」
2005年に世界遺産登録がされた「知床半島」。知床とは「シリエトク」というアイヌ言が語源で、「大地がゆきづまった場所」「地の果て」という意味です。原始林のトレッキングや観光船に乗って見に行くツアーが人気です。
知床五湖はマストスポット
なかでも知床五湖は遊歩道がありおすすめです。
以前は自由に散策できたのですが、数年前からオンシーズンはガイドツアーに参加しないと地上遊歩道は散策できなくなりました。ヒグマ対策と、観光客増大による自然への影響を考えての変更とのことです。
具体的にはヒグマ活動期の5月10日から7月末までは、ガイドツアーに参加します。まずクマに遭遇したときの安全対策のビデオを見た後、遊歩道をガイドさんと一緒に歩きます。
1ガイドさんにつき10人限定で、いろいろな植物や動物に会うたび、詳しく説明してくれるので楽しいです。料金は5000円で、ちょっと高い気はしますが、十分払った分の価値はあります。
植生保護期の8月1日から10月20日までは、ガイド同行は必要ありませんが、安全対策のビデオを見た後自由散策になります。料金は大人250円です。10月21日から閉園までは自由に散策できます。
地上遊歩道に関しては、ガイドツアーの場合でも、ヒグマが出るとキャンセルになってしまいます。
しかし、開園中は自由に散策できる高架木道が完成しているので大丈夫です。終点の展望台からは一湖と知床連山の雄大な眺めを満喫できます。
知床遊覧船も楽しい
知床遊覧船はカムイワッカの滝まで行く70分のコースと、知床岬までいく180分のコースの2つがあります。海からみる知床もまた一味違って美しいです。
カムイワッカのコースは大体4月下旬から11月中旬、知床岬コースは6月から10月中旬まで運航しています。