滋賀県近江八幡市にある日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)に行ってきました。

この神社の歴史は古く藤原不比等が参拝したとの文献もあるとか。ここ近年は近江商人たちの祈願を引き受けてきたのでしょう。地元の人たちに長く愛されている場所であるということが伝わってくる場所でした。

この地を訪れて実際に感じたのは、自然に守られている感覚。神社の背後には何本もの巨大な木がそびえたっていました。その一つ一つに神様が宿っているような気がします。まさに八百万の神様。

そしてそのパワーをさらに感じさせるのが本殿の裏手にある切り立った崖。撮影するのはためらわれたので撮れていませんが、硬貨が置かれていることからもたくさんの人からの祈願を受けている場所ということがわかります。
また境内には立派な能舞台も。調べてみると明治時代に作られたようで100年以上の歴史があるようです。

近年使われることは少ないようですが、境内に舞台という風景がなかなか珍しいように思います。
その横にはご神馬が。勢いがあって美しいです。

境内のあちこちで見られた灯篭の形がなんだかコロンとしていて目を惹きました。苔むしている感じもいいですね。

訪れた日が年末だったため、お正月を迎える準備で神社全体が大忙しな雰囲気でした。普段の日はもう少し静かなのかもしれません。
ですがこうやって何年ものあいだ、毎年毎年お正月を迎えるために人々がしてきたことが受け継がれている様子を感じるのもまたおもしろいものでした。

「パワースポット」という言葉をよく聞くようになったのはいつ頃からでしょうか。日牟禮八幡宮は静かでありながらゆるぎないパワーを感じるようなスポットでした。

ぜひ近江八幡の町に訪れる機会があったなら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに神社のすぐおひざ元に当たる場所にはいまや全国区で大人気となった洋菓子店「クラブハリエ」と

和菓子屋「たねや」があります。

ぜひこちらものぞいてみてくださいね。
旅データ
- アクセス:近江八幡駅から近江バスで10分、「大杉町」バス停下車後、徒歩1分
- URL:https://www5d.biglobe.ne.jp/~him8man/
