鹿児島

【鹿児島】絶景とノスタルジックな木造駅舎に出会える「特急はやとの風」の列車旅

はやとの風

その土地ならでは風景を眺めつつ、目的地に着くまでのワクワク感を長く楽しめる列車旅。そんな理由から時間があるときは列車旅にすることにしています。

今回は鹿児島県を走る肥薩線「吉松駅」から「鹿児島中央駅」まで、観光列車「はやとの風」に乗車してきました。

こちらが「特急はやとの風」。

特急はやとの風

ブラックで武骨な感じのデザインは、“はやと”のイメージにぴったりです。と言いつつ、「隼人(はやと)」の意味をきちんとは知らない私。調べてみました。

その昔、現在の鹿児島にあたる薩摩・大隅に住んでいた人々が隼人と呼ばれていたそうです。なかでも勇猛果敢な薩摩の隼人は、薩摩隼人と言われたそうです。確かに日本史でも薩摩藩は強いと勉強した気がします。

現代の男気あふれる九州男児のイメージは、この辺りから来ているのかもしれません。

明るい雰囲気の車内には展望スペースも設けられています。窓に向けて配置されたイスからは車窓の風景がパノラマで楽しめます。

展望スペース

余談ですが、私の場合、植物の種類が違うことで、旅に来たなーと実感することが多いです。太陽の光をたくさん浴びている南国の植物は、緑がつやつやと濃くて、生命力にあふれている気がします。車窓にはそんな南国らしい風景が続きます。

窓から見える植物

観光列車なので、途中下車をさせてもらえるのもこの旅の魅力のひとつ。乗車してから20分ほど、肥薩線最古の駅舎が残る「大隅横川駅」に到着しました。

大隅横川駅

趣のある木造駅舎はとっても古いですが、きれいにメンテナンスされていて、大切に使われきたことがよく分りました。国の登録有形文化財にも指定されているそうです。開業は明治36年(1903年)、駅舎には戦時中の機関掃射の弾痕が残っていて、歴史の重みも今に伝えています。

もうひとつの途中下車の楽しみは列車の写真を撮ること!

列車

みなさんカメラ片手に、いろいろなアングルに回り込み、ちょっとした撮影会になっていました。でも停車時間は4分ほど。乗り遅れないようにみなさんの動きが機敏なのもちょっとおもしろかったです。

発車のアナウンスとともに列車に乗り込み再び出発。

窓からの景色

次の駅は有名な温泉地「霧島温泉駅」です。いつか行ってみたい温泉ですが、今回は素通りです…。

続いて途中下車できたのは、人気の観光スポットでもある「嘉例川駅」です。

嘉例川駅

大隅横川駅と同じ年に開業し、肥薩線最古の駅のひとつだそうです。小さな駅舎ではありますが、瓦屋根の品格ある駅舎でした。

駅舎のベンチでは、この駅のアイドルであろう猫がお昼寝中。とっても人に慣れていて、誰がなでても、気持ちよさそうにその場を動きませんでした。木造駅舎を背景に画になる猫です。

お昼寝中のネコ

ここでの停車時間も5分ほど。乗り遅れないように車内に戻ります。

いよいよ終点の鹿児島中央駅に向けて出発です。

その途中、なんとあの豪華観光列車「ななつ星」に遭遇。なんとも高級感のある車体!いつかは乗ってみたい憧れの列車ですが、かなりのお値段と、予約は超高倍率の抽選…。それでもいつかは乗ってみたい!と改めて思った出会いでした。

ななつ星

そしてはやとの風のベスト風景、錦江湾と桜島が見えてきました。

錦江湾と桜島

桜島のごつごつした力強い山肌。薩摩隼人のイメージにも通じるところがある気がします。広い車窓から美しく雄大なこのパノラマを、堪能することができました。

桜島

1時間40分ほどの特急「はやとの風」での列車旅。ノスタルジックな木造駅舎に明治の面影を見て、錦江湾と桜島の景色に圧倒された充実の旅でした。鹿児島中央駅発の列車もあるので、鹿児島に行かれる際はプランのひとつにいかがでしょうか。

旅データ