東海道新幹線を安く利用する方法に「エクスプレス予約」と「プラスEX」があります。どちらも正規料金よりお得に予約できる会員制サービスです。今回はこの2つのサービスの違いや、正規料金と比べてどのくらい安くなるのか、詳しくご紹介します。
エクスプレス予約とプラスEXの共通点
- 利用には会員登録が必要(有料)
- パソコン・スマホ・携帯電話から予約可能
- 代金はカードで自動決済
- 列車の時刻・出発日・区間・設備(普通車・グリーン車)の予約変更が可能
(変更手数料無料、ただしキャンセルの場合は310円) - チケットレスでICカードを改札機にタッチするだけで乗車可能(IC乗車)
エクスプレス予約とプラスEXの違い
エクスプレス予約

- 対象区間:東海道・山陽新幹線(東京~博多間)
- 専用クレジットカード(JR東海エクスプレス・カード)への入会が必要
(※JR西日本J-WESTカード(エクスプレス)、ビューカードも利用可) - 年会費:1,080円(税込)
- 利用区間に応じてポイントが貯まる(グリーンプログラム)
- モバイルSuica対応
プラスEX

- 対象区間:東海道新幹線(東京~新大阪間)
- 手持ちのクレジットカードで始められる
(※JCB/三井住友VISAカード/三菱UFJニコス/トヨタファイナンス/アメリカン・エキスプレス・インターナショナル/イオンフィナンシャルサービス/セディナ(OMCブランド)/三井住友トラストクラブ) - 年会費:540円(税込)
- モバイルSuica非対応
どちらがお得?
エクスプレス予約とプラスEXを比べると、手持ちのカードで始められて年会費も安いプラスEXがお得なように見えますが、実はエクスプレス予約の方がお得感は高いです。というのも、割引額はエクスプレス予約の方が高いから(早特サービスは除く)。
さらにエクスプレス予約は、東海道新幹線だけではなく山陽新幹線も対象区間になっていて、利用区間に応じてポイントが貯まるグリーンプログラムがあるのもお得なポイントです。(※グリーンプログラム…ポイントが貯まると普通車のお値段でグリーン車に乗車できるサービス)
年会費が高いですが、新幹線1~2回の乗車(往復)で年会費の元はとれるので、年に2回以上新幹線を利用するならエクスプレス予約が賢い選択です。
正規料金との料金比較
では、東海道新幹線の正規料金とそれぞれのサービスを利用した場合、どのくらい安くなるのでしょうか?東京~新大阪間を利用すると仮定して比較してみました。(赤字は正規料金(通常期)と比べた場合の差額です)

※各サービスの詳細は以下に記載しています。
エクスプレス予約
EX-ICサービス
- 乗車日の1ヶ月前から列車発車時刻の4分前まで予約可能
- 対象列車:「のぞみ」「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」の普通車指定席・自由席、グリーン車
※九州新幹線区間(博多~鹿児島中央)の「みずほ」「さくら」の予約は不可
IC早特タイプ21(期間限定)
- 乗車日の1ヶ月前から21日(3週間)前まで予約可能
- 対象列車:乗車駅を6:00~6:59、11:00~15:59に出発する「のぞみ」の普通車指定席のみ
※「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」は利用不可。
IC早特(タイプA)
- 乗車日の1ヶ月前から3日前(23:30)まで予約可能
- 対象列車 :「のぞみ」「ひかり」「こだま」の普通車指定席、グリーン車
IC早特(タイプB)
- 乗車日の1ヶ月前から3日前(23:30)まで予約可能
- 対象列車:「ひかり」と乗車駅を朝6時台に出発する「のぞみ」の普通車指定席、グリーン車
こだま☆楽旅IC早特
- 乗車日の1ヶ月前から3日前(23:30)まで予約可能
- 対象列車:「こだま」のグリーン車
プラスEX
ICサービス(プラス)
- 乗車日1ヶ月前から列車発車時刻の4分前まで予約可能
- 対象列車 :「のぞみ」「ひかり」「こだま」の普通車指定席・自由席、グリーン車
IC早特タイプ21(期間限定)
- 乗車日の1ヶ月前から21日(3週間)前まで予約可能
- 対象列車:乗車駅を6:00~6:59、11:00~15:59に出発する「のぞみ」の普通車指定席のみ
※「ひかり」「こだま」は利用不可。
IC早特(プラス)
- 乗車日1ヶ月前から乗車日の3日前(23:30)まで予約可能
- 対象列車:「ひかり」と乗車駅を朝6時台に発車する「のぞみ」の普通車指定席、グリーン車
こだま☆楽旅IC早特
- 乗車日1ヶ月前から乗車日の3日前(23:30)まで予約可能
- 対象列車:「こだま」のグリーン車
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