「世界一の朝食」この言葉、よく耳にしませんか?TVや雑誌でも良く特集されるので、食べたことがある方もいると思います。
そんな人気の「世界一の朝食」に選ばれたお店がペルーのリマにもあることはご存じだったでしょうか?
となれば、ぜひペルーにいる間に行っておかねば!ということで、行ってきました。
お店はミラフローレスエリアの住宅街の中

「El Chinito(エルチニート)」というこのお店は、日本でいうとファーストフード店のようなものです。
リマ市内に5店舗をかまえており、いつもリマっ子に大人気のお店。
今回、私が行ったのはミラフローレス店です。ケネディ公園から徒歩約7分の場所にあります。
黄色と赤のポップな配色のお店が目印です。

せっかくなら朝食として食べたい!ということで、朝の10時過ぎに到着したところ、お客さんは私を除いて2組しかおらず、待ち時間もなくすぐに席に案内されました。
お店はアメリカンダイナーのようなレトロポップな内装で、4人掛けのテーブルが6つほど。
一番奥には、ショーケースとキッチンがあります。

ショーケースに近い席に座ると、店員さんがすぐにやってきて、「チチャロン?」と声をかけてきました。
そう、世界一の朝食に選ばれたのが「サングチェ・デ・チチャロン(チチャロンのハンバーガー)」なのです。
店員さんも慣れたものですね。外国人旅行客はこのチチャロンを求めてくるということを良くご存知のよう。
チチャロンとは?
名前だけ聞くと、いったいどんな食べ物かまったく想像がつきませんが、簡単に言うと「豚肉揚げバーガー」です。

こちらがチチャロン。
付け合わせはたまねぎのレモン和え。辛めのソースが別皿で提供されます。お値段は14.5S/.(477円)です。
食べやすいように半分に切られてます。中身は、豚肉からしみ出した油を使ってじっくりと揚げられた豚肉(チチャロン)と、サツマイモ。
豚肉とサツマイモの組み合わせが意外ですが、食べるとその相性の良さにびっくり。世界一の朝食に選ばれるのも納得。
カラッと揚がった豚肉の肉の甘みと、サツマイモの甘みが食べたことのない組み合わせですが、おいしい!さらに、たまねぎのレモン和えを挟んで食べると、さらに絶品です。
たまねぎの辛みとレモンの酸味が、サツマイモとチチャロンの甘みと合わさって、それぞれを引き立てます。
ペルーでしか食べられない世界一の朝食をぜひ!
日本では、「ビルズ」のスクランブルエッグやパンケーキが世界一の朝食として有名ですが、ペルーでここでしか食べられない世界一の朝食は「エルチニート」。
営業時間は朝8時から夜22時まで、日曜日だけ深夜2時まで営業していますので、ぜひ世界一の朝食をペルーで試してみてはいかがでしょうか。
