ヨーロッパへの旅

【イギリス】イングランド南部の古都カンタベリーの歴史にふれる旅

カンタベリー

4年前にイギリスを一人旅したとき、どうしても行きたかったのがカンタベリー大聖堂です。

6世紀に建てられたイギリス国教会の総本山には、これでもかというほどイングランドの歴史が詰まっています。ロンドンのウェストミンスターよりも断然こちら!と、旅程の1日をカンタベリー観光にあてました

大聖堂だけ観光と考えていましたが、カンタベリーには魅力的な史跡や施設が他にもたくさんあり、丸々1日中楽しめました。そんなカンタベリー観光の様子をご紹介します。

ロンドンから普通電車に乗っての移動

まずイギリス旅行をする際、ホテル移動はなるべくしたくなかったので、南部にいる内はロンドンを拠点に移動することを決めていました。ですのでこの日も出発はロンドンから。ヴィクトリア駅からドーヴァー方面へ向かう電車に乗ります。

イギリスで乗車券を買う際は、片道・往復や出発時間で金額が違ってきます。中距離の切符は日本のJRよりもっと高額なので注意が必要です。私はオフピークの往復という、一番安いタイプのものを購入しました。

電車は普通車でしたが、とてもそうは思えない上等の座席でした。車内に入った瞬間、特急券必要だっけ?と思ってしまうほど。おかげでカンタベリーまでの1時間半の旅を快適に過ごせました。

カンタベリー観光の際に利用できる駅はイースト駅とウェスト駅の2ヶ所があります。私はイースト駅で降りることにしました。

芝生が美しいデーン・ジョン公園や市街地をぐるりと取り囲む城壁を通り、まずは街の東側にある聖オーガスティン修道院跡へ向かいました。

静かに見学できる聖オーガスティン修道院跡

聖オーガスティン修道院跡

聖オーガスティン修道院跡は、イギリスでも最も古い修道院の跡地です。6世紀末から修道院が造られとても大きな力を持ちましたが、16世紀のヘンリー8世による宗教改革で閉鎖・解体されました。

その後ここには貴族の宮殿が建ちましたが現在は廃墟となっており、修道院跡は石造りの基礎跡のみを残すだけとなっています。

修道院跡に着くと、まず入口にある建物で受付をします。見学料金は日本円で500円程度でした。受付の奥は資料室となっていて、発掘調査の成果を展示していました。サクソン人やデーン人やノルマン人、その後のイングランド時代と長きに渡る修道院の歴史がよくわかる展示でした。

受付では日本語音声ガイドを借りることができ、これは資料室の展示だけでなく屋外の史跡についても解説が聞けます。

資料室で基礎知識をつけてから屋外の史跡をめぐるルート作りになっていて、なるほどなと感心しました。屋外は修道院内に建てられていた教会や講堂、祭壇の跡があちこちに残されています。世界遺産のためか周囲を塀に囲まれており、まるでここだけ外と切り離された空間のようでした。

建物跡の間は遊歩道や芝生がきれいに整備されていて、各建物には詳しい説明板が設置されていて、すごく気持ちよく見学できました。

カウスリップ(桜草の一種)が自然に生えていて、ああイギリスに来たんだな~とホンワカしたり。見学者も少ない(もったいない!)ですし、カンタベリーの歴史を静かに学ぶには絶好の場所です。

いよいよ本命!荘厳なカンタベリー大聖堂

大聖堂

修道院を出た後は、いよいよメインのカンタベリー大聖堂へ向かいました。

周辺は意外にも栄えていて、お洒落なお店がたくさんあり、道もきれいに整備されていました。そんな街中にいきなり現れるゴシックな門。これが大聖堂への入り口です。

イギリスに来て初めて訪れる本格的な寺院ですので、ウキウキしながら入りました。詳しい解説は巷にたくさんありますので省くとして、教会とはこんなに美しいものかとただただ感嘆するばかりでした。

有名なステンドグラスはもちろんのこと、身廊と内陣の境の門の見事な彫刻や、回廊の天井のアーチとそれに付けられたかわいらしい紋章デザイン、説教台の落ち着いた装飾、広々と高い天井…あちこちにある小さな礼拝堂や、12世紀に造られた部分の聖歌隊席も素敵なデザイン。

大聖堂回廊の天井装飾

堂内には廟や柩、お墓に墓石もたくさんありますが、それすら美しいです。ずいぶん長いあいだ見学してしまいました。

大聖堂周辺にも見どころがたくさん

大聖堂周辺の街並み

カンタベリー大聖堂からウェスト駅にかけては、先述の商店街が続きます。それらを冷やかしつつ、イーストブリッジ救護院の前も通りながら進むと、だんだん落ち着いた街並みとなってきます。

北西側の城壁に沿うように流れるストゥアー川ではパントと呼ばれる船に乗船できるようで、その船着場周辺はきれいに整えられた公園となっていました。

ストゥアー川

チューリップや水仙、コブシといった街路樹が花ざかりでとても素敵でした。良い時期に訪れました。

市街地を出てからは、城壁や砦をめぐりながら駅へ向かいました。石を積み上げられて造られた城壁や砦はどこも絵になっていて、かなり長距離を歩いたはずですが、全く苦になりませんでした。

城壁

途中12世紀にノルマン人が造った城跡にも出会い、本当に歴史が詰まった街なんだなあと改めて感じました。

こんな感じで1日たっぷり過ごしたカンタベリー。電車の時間以外気にせず、自由気ままに観光することができて、個人旅行で訪れて正解。とても良い思い出になりました。

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ayamocha
旅が好き&出張の多い仕事のため、国内あちこちに出没しています。たまに海外も行きます。目下の目標は四国に初上陸して、47都道府県全てを訪れることです。各地の楽しい情報をみなさまにお届けできるような記事を心がけます。