静岡

【静岡】灯籠流しの幻想的な灯りに包まれる「按針祭」で日本の夏を体感する

按針祭

静岡県にある有名な温泉地のひとつ、伊東温泉。夏は海水浴を楽しむ人たちでビーチもにぎわいます。

ビーチ

そして、花火大会やお祭りなどのイベントも盛り沢山。なかでも「按針祭(あんじんさい)」というお祭りは必見。“按針”とは、徳川家康の外交顧問として活躍したイギリス人「三浦按針」(ウィリアム・アダムス)のことだそう。何となく日本史で習ったような…

伊東とのゆかりを調べてみると、三浦按針の指揮によって、ここで日本初の洋式帆船を建造したそうです。それを記念して、毎年彼の名前を冠した祭が開催されているとのことでした。

伊東の景色

ちょうど伊東温泉に着いた日の夜、按針祭の行事のひとつ「灯籠流し」が行われるということで、さっそく行ってみることにしました。暑さの和らいだ夕刻、ぷらぷら散策をしながら会場へ向かいます。

祭りの会場

涼しい海風に吹かれながらビーチ沿いの道を歩いて行くと、会場となる松川が見えてきます。どうやら、屋台もたくさん出ているようです。

屋台

「灯籠流し」は午後7時30分スタートとのことだったので、屋台をまわって待つことにしました。蒸し暑さは相変わらずですが、日差しが和らぎ、だんだん暗くなっていく夏の夕刻。何かが始まりそうな予感にいつもワクワクする不思議な時間帯です。

そして、あたりがすっかり暗くなるころ、川面に灯籠が浮かびはじめます。

灯籠流し

赤、青、緑、黄色。色とりどりの灯りが、川面にゆらめく姿は本当に幻想的でした。

灯籠流し

たくさんの人が川岸でこの何ともいえない優しく、厳かな行事を見守っています。

東海館

歴史的建造物として知られる東海館の前を流れる灯籠もまた雰囲気があって素敵でした。

灯籠

灯籠の数はおよそ2,000個。川上から川下へ、そして海へと、ゆっくり、ゆっくり流れていきます。

灯籠

ご先祖様を供養する祈りの灯り。その優しい灯りを見ながら、とても静かな気持ちになっていく自分がいました。

灯籠は当日販売もしているので、観光客でも体験することができるそうです。イベントの最後にはなんと花火の打ち上げもありました。

花火

按針祭の期間中、何度か花火大会が開催されるそうです。灯籠流しの翌々日には、メインイベント「海の花火大会」が開催されていました。海上から打ち上げられる約10,000万発の花火の迫力に圧倒されました。

混雑の激しい都心の花火大会に比べ、ゆっくりゆったりと見られるので、少し足を伸ばしてみる価値はあります。美しく幻想的な灯籠流し、迫力満点の花火大会。まさに日本の夏を満喫できた旅でした。