南アメリカ

カミソリの刃も通さない精巧な石組み、古代都市クスコにある「12角の石」

12角の石1

ペルー最大の古代都市、クスコ。

クスコを最大の都市として栄えたインカ帝国は、高度な石材建築技術を持ち、その精密さはカミソリの刃をも通さないと言われています。

実際にクスコの町を歩くと、町のあちこちにその石組みを用いた石壁や石畳の道を見ることができます。

石拡大

こんなにぴったりと組合わさった石壁が、16世紀にはできていたなんて信じられません。

一番有名な石は「12角の石」

その中でも有名な「12角の石」をご存知でしょうか?

パズルのように組合わさった石壁の中に1つだけ、角が12個ある石があるそうです。

その場所は、現在は宗教美術博物館、その昔はインカ・ロカの宮殿が立っていたと言われる建物を囲む石壁にあります。

12角の石はハトゥンルミヨク通りに面した石壁にありますが、特に案内板などもありませんので、通りを歩きながら自分の目で探すことになります。

石壁のほとんどが10角くらいのものが多いので、探すのはなかなか大変ですが、実際に見つけた私からのポイントをご紹介。

  • 石のある高さは地面から2メートルくらいのところ
  • 他の石より大きい
  • 石の正面に、小さなお土産やさんがある

外国人旅行客もたくさん歩いていましたが、12角の石はそれほど有名ではないようで、人ごみを目印にすることもできません。

そんな12角の石はこちらです。

12角の石1

向かいのお土産屋さんのおじさんが写真を撮ってくれて、さらに12角の石の説明をしてくれました。

スペイン語混じりの英語だったので、すべてを聞き取れなかったのですが、この12個の角は宮殿に住む家族の人数だったとか。

また、この通りには古代インカ帝国王様の格好をした職員が立っており、石壁に触ると注意をされてしまいます。

ここクスコに限らず、世界遺産を訪れた記念に自分の名前や日付を彫ってしまう人もおり、日本でもよくニュースになっています。

世界遺産を守るためなので、行かれる際は石壁に触らないようにご注意ください。

12角の石のあとは14角の石

14角の石は12角の石よりずっと探し難い場所にあります。

その場所は、宗教美術博物館の南西の方向、通りでいえば、エラヘス通りにあります。

写真はこちら。

14角の石

確かに角は14個あるのがわかりますか?

14角の石は、12角の石と比べてだいぶ小さな石で、これでよく14つもの角が作れたなあと古代インカの技術力の高さに感心してしまいます。

14角の石を探すポイントは下記の通り。

  • 扉の右側にある
  • 地面から2メートル以上のところにある
  • 宗教美術博物館側ではなく、道を挟んだ反対側からの方が探しやすい。(博物館側からだと石壁に近すぎて探しにくいです)

こちらの石壁は壁全体に石があるのではなく、部分的に石壁になっているため、そこを中心に探すと見つけられると思います。

なぜ、わざわざこんなに複雑な角の石を組合わせて石壁を作ったのか、単なる四角に切り出して組めば簡単だったのになあ。

なんて考えてしまいますが、この技術力の高さを固持したかったのか、宗教的な意味があったのか、理由は諸説ありますが、そんなことを考えながら12角の石を見てみてはいかがでしょうか。

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アオイ
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「え?なんでそんなところ行くの?」と言われるような隠れスポットを求めて、ひとり旅をしています。好きな時に好きな所へいける楽しいひとり旅のお手伝いを、歴史・廃墟・マイナースポット・お酒好き目線でお届けします!